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不登校ブログその780.「はじめに言葉があった」。言葉の創造力で、不登校の状況を変えていく。

 私たち日本人には、クリスチャン(キリスト教信者)は少ないので、聖書にはあまりなじみはないかもしれません。かく言う私も、クリスチャンではないので、詳しいわけではありませんが、新約聖書の中に「ヨハネの福音書」というものがあります。イエスの弟子の中のヨハネが書いたもので、「はじめに言葉があった」という有名な言葉で始まります。


 この言葉の意味は、宗教学者たちからさまざまに解釈されていて、それをブログに書くことはとてもできませんので、その解釈については書きませんが、私は、言葉の創造力について、述べられているのではないかと考えています。


 「光あれ」

と神が言葉を発したら、世界に光が生まれたと「創造記」には記されています。これも言葉の創造力でしょう。


 私たちは神ではありませんので、世界を創造するまでの力はありません。ただ、言葉によってある程度、創造する力はあると思うのです。


 例えば、夫婦問題です。夫婦仲が悪くなることのきっかけは、「言葉」であることが多いのではないでしょうか。奥さんが、ご主人の言葉によって傷ついたり、不満を抱いたりすることによって不満がたまり、夫婦仲が悪くなるというケースを、しばしば耳にします。これなども、言葉の創造力によるものでしょう。


 これはマイナスの方の、言葉の創造力ですが、もちろんプラスの方向に働く創造力もあります。「不登校のわが子に対して、何をしたらいいのでしょうか」という疑問を抱いているお母様は多いと思いますが、私はこの、言葉の創造力を使って、子供の心の中にある、マイナスの思いを消していくことをお勧めしています。


 「自分はダメだ」という自己否定感を抱いているのでしたら、自己肯定感を持てるような言葉をかけてあげます。「将来に希望がない」という思いを抱いているのでしたら、将来に希望が持てるような言葉をかけてあげます。


 もちろん、一回や二回、言葉をかけても、すぐには心の中にある、マイナスの思いは小さくなっていかないでしょう。しかし、子供の心の状態をよく見て、そして反応を確かめながら、根気強く言葉をかけ続けていけば、言葉の創造力が働いて、マイナスの思いが小さくなっていきます。そして最終的には、不登校の状況が変わっていくはずです。



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