UA-139114584-1
top of page

不登校ブログその838.「これから先、何をやってもダメだ」「希望がない」という不登校の子には、志を持つことが、登山のロープのようになることを伝えてあげてください。

更新日:2022年2月6日

 

前回のブログで、「これから先、何をやってもダメだ」と落ち込んでいる不登校の子供には、努力したら力がつく、という「原因・結果の法則」を伝えてあげてください、ということを書きました。


 今回はその続きで、さらに「希望がない」と思っている場合に、どうしたらいいか、書いていきたいと思います。


 結論から先に言いますと、たびたびブログで取り上げてきましたように、「これから先、こうなりたい」「こういうことをしたい」という「志」を持つことが、希望を失った谷から、希望の山頂に登るロープの役割を果たすことになると思います。


 志を持つことが有利な点は、現状はどうであれ、希望の未来を心に描けることです。今は苦しい状況であっても、不幸であるような状況に見えても、「いつかは『こうなりたい』と願う未来になる」と心に希望を描くことができます。


 心にビジョンを描くだけで何もしない「引き寄せの法則」(私は、「引き寄せの法則」に問題があるというわけではなく、心に描けばそれで実現するという単純な考え方に問題があると考えています)では、何も状況は変わりません。しかし、心に希望の未来というビジョンを描き、そのビジョンを実現するべく努力していけば、前回のブログで取り上げました「原因・結果の法則」によって、そのビジョンを実現するための力が少しずつついてきます。谷底から山頂にロープによって登っていくように、徐々に状況が変わっていくのです。


 志があれば、「努力しよう」というエネルギーを持ちやすくなります。苦しい現状しかなければ、「自分には何もない」という絶望を持ってしまって、何か努力しようという気になれません。しかし、志は、苦しい状況でも努力しようというエネルギーを持ちやすくなります。不登校の状況にある子には、そのようなエネルギーを持つことが、不登校の状況を変える貴重な一歩となるのではないでしょうか。


 志は、今すぐ具体的になっていなくてもいいのです。子供のころから、具体的な志を持っている人はそう多くありません。志のもととなるものは、漠然とした興味・関心です。それらについていろいろ調べていくことで、志が具体化していきます。焦ることはありませんので、ゆっくり、自分の志についてかんがえていけば、必ず具体化することができます。








閲覧数:48回0件のコメント

Comments


bottom of page