UA-139114584-1
top of page

不登校ブログその870.不登校の状況は、あきらめなければ変わっていきます―不登校のご家族と接してきて実感したこと―

 不登校の状況は、子供自身も親御さんも、あきらめなければ変わっていきます。これは、不登校のご家族と接してきて実感したことです。


 不登校の状況にある子供自身も、親御さんも、「この状況がいつまで続くのか、本当にこの状況が終わる時が来るのか」と不安に思っておられるでしょう。焦りの気持ちをお持ちかもしれません。いろいろと努力しても、状況が全く変わらず、いつどうなるかも分からないのは、本当に苦しいと思います。


 ただ、その環境でできることを積み重ねていったら、きちんと状況は変わっていきます。その途中であきらめないで、できることを続けていくと、不思議と状況が変わるのです。


 不登校の状況の変化は、子供の心の中にある、悩みや苦しみが小さくなっていく変化です。その変化は、すぐには起こりません。心というものは、そんなにすぐに、大きく変わるものではないようです。目に見えないぐらいに、少しずつ、少しずつしか、心は変わっていかないようです。親がわが子に言葉をかけ、いろいろはたらきかけても、その心の中にある悩みや苦しみは、少しずつしか変わっていかないのです。そのために、不登校の状況は変化しないように見えるのです。


 変化がないからと、そこであきらめると、状況は変わりません。「状況が変わらない」ということには二通りあります。状況すべてひっくるめて何も変わっていない場合と、表面上は変わっていなくとも、状況の中、あるいは下の部分では少しずつ変わっている場合です。不登校の状況を変えることをあきらめると、前者の場合になり、あきらめずに働きかけ続けると、後者の場合になります。表面上は変わっていなくとも、大きな違いがあります。


 いつ、不登校の状況が変わり、その状況がいつ終わるかは、なかなか分かりにくいです。そういう部分が不登校にはあるので、焦りがちですが、心を落ちつけて、今の環境でできることを続けていくことが、不登校の状況を変えるためのカギだと思います。




閲覧数:25回0件のコメント

Comments


bottom of page