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不登校ブログその916.勉強する意味が分からないという不登校の子には、勉強することでやりたいことや好きなことを見つけやすくなることを、お伝えください。

 勉強する意味が分からないから、勉強したくない、あるいは学校に行きたくないという不登校の子がいます。自我が目覚めてきて、単に「勉強しなさい」と言われてそれに従う年頃でもなくなってきた子供にとっては、答えが欲しい重要な疑問でしょう。


 勉強することにはいろいろな意味や目的があると、私は考えていますが、その中の一つが、「やりたいことや好きなことを見つけやすくなること」です。


 やりたいことや好きなことを、どうして見つけた方がいいのでしょうか。それはそこに、生きる目的と使命が埋まっている可能性が大きいからです。


 私は、すべての人に生きる目的があり、使命があると考えています。こうして人として生きる、何らかの使命や目的を、すべての人が持っているはずです。それを見つけることができ、それに沿って生きる時、自分の人生を最大限に輝かすことができます。


 「生」が輝いている人は、「自分はこのために生きている」という目的意識が明確であり、それゆえに、そこに自分の持っているエネルギーを集中することできます。そのために、「生」が輝くのでしょう。そこには幸福感があります。


 また、生きる目的や使命があれば、人生で必ず起こる挫折や失敗にも、耐えることができます。自分には成し遂げたいことがあって、それは是が非でも成し遂げたいことだと情熱を持っていたら、挫折や失敗は乗り越えられると思うのです。


 生きる目的や使命の、その根本にあるのは「自分はこういうことが好きで、こういうことをやりたい」という思いです。やりたいから、好きだから、目的や使命になりえます。


 やりたいことや好きなことは、人生の早い段階で分かっている人もいますが、そういう人は少数です。成長するにつれて見つかるという人の方が多いでしょう。成長する過程で見つけるためには、関心のある分野や知っている分野を広げることがカギとなります。


 どこに自分のやりたいことや好きなことが埋まっているか、分かりません。「こういうことに関心があるかな」と考えながら、探していくほかないのですが、その時、関心のある分野が広い方が見つけやすいでしょう。3つの分野しか知らないのと、20の分野を知っているのとでは、やはり20の分野を知っている方が、見つけやすいです。関心のある分野を広げるのが、勉強ということです。社会の勉強をしていたら、歴史や地理の分野を知ることになりますし、理科の勉強をしていたら、科学の分野を知ることになるでしょう。

 

 勉強する目的の一つは、関心のある分野を広げ、やりたいことや好きなことを見つけやすくしていく、というところにあると思います。




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