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不登校・引きこもりからの脱出も、成功も、すべて「継続力」が必要です。

 物事を続けられることは、一つの立派な才能だと私は考えています。英語を何年も学習する人、健康のためのジョギングを続ける人、そういう人にはすべて、「継続力」があります。


 この「継続力」は、状況を好転させることにおいて、必要不可欠なものです。なぜなら、状況を好転させるためには、ロケットが重力圏から脱出するようなパワーが必要だからであり、そのパワーで脱出するには、ある程度の蓄積のための時間が必要だからです。ロケットであれば、ロケット燃料を蓄積させるための時間が必要で、その間、燃料をロケットに注ぎ入れることを続けていくことになります。


 あなたが、何らかの成功を実現したいと願っている場合、基本的に、そのままのあなたでは、その成功は実現できないはずです。なぜなら、あなたが成功と実感できる状況は、現状よりも何かが上になっている状況だからです。例えば、経済力が上になる、社会的地位が上になる、という状況です。


 そして、その状況は、それまでのあなたの力では達成できないはずです。それまでのあなたの力では、現状か、現状より少し上、という状況にしかなりません。成功と実感できる状況にするためには、今までのあなたの力を拡大しなければなりません。それはすぐには達成できませんので、今の力を拡大すべく、継続した努力が必要になるのです。そこで求められるのが「継続力」です。


 状況を好転させるということには、不登校・引きこもりの状況からの脱出も含まれるでしょう。したがって、これまで不登校・引きこもりだった状況を、学校や社会に復帰している状況にするには、成功の状況にするのと同様、「継続力」が必要となります。落ちてしまった体力をある程度回復させるには、少しずつ体を鍛えていく「継続力」が必要です。落ちてしまった学力をある程度回復させるには、やはり「継続力」が必要です。


 物事を継続するのが難しいのは、結果が出るまで時間と労力が必要で、結果が思うように出ないことに耐える忍耐力も必要になるからです。努力したことがうまく結果に結びつかないように見える時、人はどうしても失望してしまいがちです。そして、その努力を止めてしまうのです。


 不登校・引きこもりの状況の解決のために、自分の気持ちをつなぎとめて、あきらめずに努力し続けることが、不登校・引きこもりの状況にある人のみならず、その人を支援しようとしている周囲の人にも求められます。



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