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不登校・引きこもりのわが子を、「弱い人間だ」と思うと、その通りの人間になってしまいます。

 不登校・引きこもりとなったわが子を、親が「弱い人間だ」と思うと、不登校・引きこもりの直後はいいのですが、後々、問題が出てきます。


 不登校・引きこもりの直後は、子供たちの心は深く傷ついているために、確かに「弱い状態」なのでしょう。そのような認識で子供と接することは、子供の心の傷をいやすという点で、正しいと思います。


 問題となるのは、心の傷が癒えた後です。いつまでも、わが子を「弱い人間だ」と思っていると、子供の方も「自分は弱い人間だ」と自分自身を認識するようになります。不登校や引きこもりの二次障害で、子供返りと呼ばれる現象が起きることがあります。親が「子供は弱い人間だ」と認識しているために起こっている部分もあると、私は考えています。


 また、いつまでたっても、なかなか子供は、その状況から脱出しようとしないでしょう。それは、「自分は弱い」と認識し、本来はそこから脱出できる力が備わっているのに、その力を発揮しようとしないからです。


 いつまでも、「うちの子は弱い人間だ」と考えず、子供の心の状態に合わせて、徐々に、「うちの子は弱い人間ではない。心の中には、自分自身と環境を創造する力が備わっている。その力を使って、必ず、不登校や引きこもりの状況から脱出できる」と考えていくことが、親に求められます。


 そのように親が認識を変えることで、子供へのコミュニケーションが変わっていきます。心の傷をいやすコミュニケーションから、子供を励まし、元気づける、勇気づけるコミュニケーションへと変わっていきます。その変化が、不登校・引きこもりの状況を解決に導いていきます。






 


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