前回のブログに続いて、肯定的な考えについて書いていきます。
前回のブログでは、否定的な考えが心の中に生まれようとしたら、肯定的な考えを持つようにし、それが明るい未来を創造していく、と書きました。では、肯定的な考えを持つためには、どうすればいいのでしょうか。
人間はもともと、幸福になりたいという願いを持っています。不幸になりたいという人は、一人もいないでしょう。幸福になりたいという願いは、人間の心に込められた本能です。
肯定的な考えは、その本能に従うことで、心の中からわいてきます。幸福になりたい、明るい未来を生きたい、自分が望むような成功者になりたい、という肯定的な考えは、自然に出てくるはずです。
今は、辛く、苦しい状況にあり、心の中に悲観的な考えが渦巻いていたとしても、幸福になりたいという思いが心の奥底にあるはずです。エネルギーがあるはずです。その思いを、エネルギーを、素直に開放させればいいのです。
そのためには、不登校・引きこもりの子供たちが今抱えている、悲観的な考え、マイナスの感情を吐き出させることが必要です。聞く側は、それを頭から否定するのではなく、いったん受け入れることです。不登校・引きこもりの当初は、子供たちの思いに共感することが大事であるというのは、そのような悲観的な考え、マイナスの感情を解消していく目的もあるのです。
そうして十分に吐き出させたら、徐々に肯定的な考えを持てるよう、子供たちの自信を取り戻す言葉をかけていきます。自信がないと、肯定的な考えを持つことはできません。子供たちが気づいていない、自分自身の能力、長所などを伝えていきます。
また、心には環境と自分自身を創造する力があり、それを発揮すれば、必ず明るい未来を創ることができると、希望を持たせることも必要です。心の創造力は、すべての人が持っていて、努力することで必ず創造力が発揮されていくことを、子供たちに伝えてください。
そして、伝える親が、「うちの子は必ず、素晴らしい未来を創造できる」と確信していることです。親が半信半疑では、それが子供に伝わります。確信をもって、子供たちに接してあげてください。
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