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不登校・引きこもりの子供たちが「弱い人間」と見なしていませんか?

 不登校や引きこもりになってしまった子供たちのことを「弱い人間」「弱い心を持った子供たち」と見なしていないでしょうか?


 確かに、不登校・引きこもり直後の子供たちは傷ついています。不登校や引きこもりに至るさまざまな苦しみなどによって傷ついています。感受性も高い子供たちであり、他人の言動が深く心に突き刺さる傾向はあります。そういう意味では、そうなのかもしれません。


 しかし、私は、「不登校や引きこもりになる子供たちは、ずっと弱いままである」とは考えたくないのです。それは、すべての人の心に共通するもの、すなわち「心の創造力」があるからです。


 心の創造力とは、自分自身を創り、環境を創る力のことです。これはすべて人が持っています。人は、「こういう人間になろう」と思ったら、時間はかかりますが、そのような人間になっていきます。例えば、「勇気を持った人間になろう」と思ったら、そのような人間になっていきますし、「優しい人間になろう」と思ったら、やはりそのような人間になっていきます。

 職業選択においても、この創造力は働きます。医者になろうと思ったら、医者になりますし、教師になろうと思ったら、教師になります。


 その結果、環境が変わってきます。勇気を持った人間になったら、他人から頼られることになりますので、そういう立場になるでしょう。優しい人間になったら、その優しさを慕って、人が集まる環境になるでしょう。


 この心の創造力があるからこそ、たとえ不登校や引きこもりの状況になっているとしても、子供たちが弱い人間だとは、私は考えていないのです。子供たちに元気が出てきて、心の傷がある程度癒えてきたときは、子供たちは弱い人間ではないと考えて、心の創造力のことを伝えます。そして、その力を発揮して、環境から抜け出すようアドバイスいたします。


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