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不登校・引きこもりの解決と、潜在意識・表面意識について。

 前回のブログに引き続き、潜在意識・表面意識という角度から、不登校・引きこもりの解決について書いていきたいと思います。


 潜在意識と表面意識を海に浮かんでいる氷山に例えると、海上に出ている部分が表面意識、海中のずっと大きい部分が潜在意識であり、表面意識は潜在意識からひそかに影響を受けていて、人生を形作っているのは潜在意識であること、そして表面意識は操作できるが、潜在意識は操作が難しいことを、前回のブログで書きました。


 では、不登校・引きこもりという状況は、潜在意識と表面意識のどちらが影響しているかということですが、そのような状況になってすぐは、表面意識の影響は大きいのです。そのような状況に至るまでは、「学校が嫌だ」という気持ちが強くなっていっているはずです。それは表面意識になります。


 ただ、注意すべきは、100%そうではないということです。子供たちの中には、原因がよくわからないけれども、学校に行けないという子供たちがいます。これは、学校であまりいい思いがないけれども、その思いは本人でも気づかない程度のもので、それが知らず知らずに潜在意識に蓄積され、一定の蓄積量を超えると、表面意識の方に影響を与えてきて、それで「原因が分からないけれども、学校に行けない」という気持ちになっているのです。この場合は、潜在意識の影響が大きくなっていると考えられます。


 また、不登校・引きこもりの状況が長く続くと、今度は潜在意識の方の影響が大きくなっていきます。表面意識で「学校に行きたくない、外の世界に行きたくない」という気持ちを持ちづつけますと、それが潜在意識の方に蓄積されていくからです。


 つまり、表面意識で考えていることが、時間をかけて潜在意識の方にたまっていくのです。表面意識はすぐに操作できるが、潜在意識はすぐには操作できないという理由は、そこにあります。例えば「自分はダメな人間だ」と長い間、思い続けて潜在意識にしみこんでいると、表面意識の方で「自分はダメな人間ではない」と思っても、すぐに潜在意識の方は変わりません。氷山に例えたように、体積ははるかに潜在意識の方が大きいからです。また、潜在意識に蓄積されてきた時間が長いからです。何年も潜在意識に蓄積された思いが、表面意識でちょっとの時間、その思いとは逆の思いを抱いたからといって、蓄積された思いをかえることはできません。


 根気強く、表面意識の方に、潜在意識に蓄積された思いとは逆の思いを、何度も何度も与え続ける必要があります。時間はかかります。潜在意識の方から影響を受けて、表面意識の思いがかき消されてしまうでしょう。それでも続けていくと、やがて、潜在意識が変わっていきます。そうなりますと、今度は潜在意識の思いが表面意識に働きかけてきて、不登校・引きこもりの状況が解決していくのです。




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