UA-139114584-1
top of page

不登校・引きこもりをきっかけとした、子供たちの成長

 不登校・引きこもりの経験すべてが、子供にとって無意味というわけではありません。不登校・引きこもりの経験が、子供たちにとって成長のきっかけとなることもあります。


 不登校・引きこもりの状況の中、たった一人で過ごす子供たち。自分の心を静かに見つめる時間を過ごします。多くの場合、自分を責めたり、ダメだと思ったりする時間となりますので、不登校・引きこもりの解決にいい影響を与えないのですが、自分の心を静かに見つめるという行為自体は、悪いことではありません。修行僧が静かに一人、心を見つめる瞑想修行というものがあります。不登校・引きこもりの状況は、それに近いものがあります。もし、不登校・引きこもりの子供たちが、自らの心を静めることができたら、その心を一人見つめる瞑想修行の状況となります。


 心を見つめる習慣を身につけることは、自分の心が今、どういう状態なのかを常に把握することになります。忙しい毎日を過ごし、心を忘れがちな現代人にとって、大した問題ではないように思えますが、心の状態が周囲の環境を創っていくのです。もし、心の状態に問題があれば、その問題が環境に現れていくことになります。

 したがって、心を見つめることは、自分の環境を悪くさせないことでもあるのです。


 また、不登校・引きこもりの経験は、悲しみや苦しみを乗り越えることでもありますので、他人に対する思いやりや優しさを身につけることになります。やはり、悲しみや苦しみを経なければ、人は、なかなか、他人に対する思いやりや優しさを、身につけることはできません。不登校・引きこもりの経験は、子供たちにとってつらいものではありますが、そうした思いやりや優しさを身につける機会でもあるのです。


 さらに、不登校・引きこもりの状況から脱出することで、挫折や失敗に見える状況を乗り越える経験を得ることできます。一般に、不登校や引きこもりの状況は、挫折や失敗に見えるでしょう。そこを乗り越える経験を得ることで、次に失敗や挫折に見える状況に直面したとしても、既に乗り越えた経験がありますので、以前よりも容易に乗り越えることができるでしょう。これも大きな成長です。






 

Comentarios


bottom of page