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不登校・引きこもり解決において、心を平静にする理由。

 不登校・引きこもりの状況を解決していくために、カウンセリングにおいて、お母様に、ご自身の心を平静にしていただくようアドバイスしています。不登校・引きこもりカウンセリングにおいては、最初にお願いしていることです。心を平静にするとは、不安な気持ちやイライラした気持ち、落ち込んだ気持ちなどを抑えていき、波立っている心を穏やかにして、静かな湖面のようにすることです。


 そうしていただくことには、いくつかの理由があります。


 まず、お母様ご自身の幸福感のためです。不登校・引きこもりの状況が解決しなければ、幸福になれないと思われるかもしれませんが、そのようなことはありません。まだ解決に至らなくとも、幸福感を得ることはできます。「解決しなければ幸福ではない」と思い込むと、幸福感を得ることはできませんが、「今、この瞬間にでも幸福感を得ることができる」と考えたら、幸福感を得ることはできます。


 人には、自分の心をコントロールする力があります。心をどのような状態にするかは、その人に100%任されていることなのです。心を穏やかにし平静にすることで、幸福感を得ることができます。わが子の不登校・引きこもりという状況においても、心のコントロール力を使うことで、幸福感を得ることができたら、お母様ご自身にとって望ましいです。


 その幸福感は、不登校・引きこもりの解決にはプラスになります。お母様が幸福感を抱いているのと、不幸感を抱いているのと、お子様とのコミュニケーションにおいてどちらがプラスになるかと言えば、明らかに前者です。幸福感を抱いていると、お子様への言葉の内容もまた、幸福感に満ちたものになります。


 お母様が心を平静にしていただくもう一つの理由は、子供の心の状態が伝わってきて、どういう思いを心の中に抱いているかが分かってくることです。不登校・引きこもりの状況にある子供たちの多くが、心の内を他の人に見せようとしません。そのため、子供たちの心の状態を知るために、心の内を推測することになりますが、その時、推測する人の心が平静ですと、静かな湖面が景色を映るように、子供の心の状態を詳しく推測できます。


 平静にしていただく三つ目の理由は、潜在意識を不登校・引きこもりの解決に活かすためです。潜在意識は普段は知覚できず、動かそうと思ってもすぐには動かせません。潜在意識を願う方向に動かすには、普段使っている表面意識において、何度も自分が願うビジョンを描く必要があります。その際、心、この場合は表面意識になりますが、表面意識を平静にしておくと、潜在意識にビジョンが届きやすくなります。





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