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不登校・引きこもり解決のために、カウンセリングでは、お母様に、子供への言葉をチェックすることをお勧めしています

「お母さん、いつも私のことけなしているじゃない」

「そうだったかしら」


 これは、ある不登校のお嬢さんと、そのお母様の会話です。そのお二人は、私の知人で、時々ある集まりでお会いすることがあるのですが、ふと、そういう会話を耳にしたのです。お嬢さんに対して、何かけなす言葉をお母様が日常的にかけていて、それがお嬢さんの心を傷つけているように感じました。


 そのお二人を深く知っていくにつれて、どうも、お嬢さんの不登校は、お母様の方にも原因があるのではないかという思いが、強くなっていきました。お母様の心の中に、ご自身のことに対するコンプレックスが存在していているように、感じていきました。ご自身のどういうことに対して、コンプレックスを抱いておられたのかは、分からなかったのですが、何らかのコンプレックス、成仏できない思いがあることは強く感じました。


 そのコンプレックスが、お嬢さんに向かうことがあり、それがお嬢さんの表現するところの、「けなす言葉」だということです。表現は悪くて申し訳ないのですが、お嬢さんが、女性としての幸福をつかむのを、無意識のうちに邪魔していて、それがけなす言葉になっているのでしょう。このようなケースが厄介なのは、お母様ご本人が意識していない点です。気づいてやっているのではなく、潜在意識下にあるコンプレックスが、ご本人の気づかない形で、お嬢さんへの言葉という形で噴出している点です。お母様ご本人が気づいていないため、最初のような会話になってしまうのです。


 不登校・引きこもりのケースでは、このようなこともありますので、そういうことが考えられる場合、私はカウンセリングで、大学ノートをお母様に用意していただき、一日の終わりに、簡単に、その日一日、どういう言葉を子供さんにかけたか、書くことをお勧めしています。「潜在意識下の心をチェックしてみてください」とアドバイスしても、本人が気づいていないので難しいでしょう。


 しかし、言葉ははっきりとわかります。自分が発する言葉を挙げて、チェックすることで、自分がどういう思いを抱いているかが分かります。もし、その言葉に何らかの問題点があれば、心の中に何か、問題点があると考えて、そこを改めていくことで、不登校・引きこもりが解決に向かいます。





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