子供が不登校・引きこもりになることによって、両親が離婚してしまった、ということがあります。子供が不登校・引きこもりになり、両親がお互いを責めあってしまった結果、そのような悲しい結末になってしまうのです。「お前の子育てが悪いんだ」「あなたの方こそ、仕事ばかりで家庭を顧みなかったくせに」というように相手を責める言葉の応酬で、互いの心が離れてしまい、離婚という選択をしてしまうのです。
互いに責任を擦り合い、責めあっても、何も事態は進展しません。お互いがお互いをおとしめあい、傷つけあうだけで、不登校・引きこもりの解決には、大きなマイナスになります。家族の心がバラバラになってしまい、不登校・引きこもりの解決など、夢のまた夢、ということになってしまいます。不登校・引きこもりの子供の心を変えていくには、変えていって、不登校・引きこもりの状況を解決するには、家族の団結が必要です。そして、家族の団結においては夫婦の深い絆が中心となります。
お互いがお互いを、責めあうことは、その大切な絆を壊してしまいます。絆を深めるには、責めあうのではなく、支えあうことです。お互いに感謝しあうことです。お母様からは、ご主人に対して、「いつも働いてくれてありがとう」と感謝の思いを伝えてください。感謝の思いを伝えられて、悪い気持ちのする人はいないでしょう。ご主人に感謝の思いが伝われば、ご主人もお母様に感謝の思いを持ってくれるでしょう。
そして、ご主人に、「仕事で大変なことは分かってる。でも、子供の不登校が解決するよう、力を貸してほしい」とお願いしてみてください。実際は、仕事で忙しくてご主人が、不登校・引きこもりの解決に直接、できることはあまりないかもしれません。それでも、不登校・引きこもりの解決に向かって、ご主人の心がお母様に寄り添っていたら、お母様にとっては大きな支えとなるでしょう。いざという時、頼りになるものがあれば、お母様にとっては安心です。
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