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完璧ではない人と関わりながら、完璧ではない環境の中で、完璧ではない能力を使って、努力していく尊さ。

 結局、人も、人の周りを取り囲んでいる環境も、完璧なものはありません。必ず、何かが欠けていたり、間違っていたりします。


 しかし、えてして人は、自分自身は完璧ではないのにも関わらず、他人や環境に対して、完璧さを求めます。そのため、人間関係において衝突が起こり、憎しみが生まれます。また、自分の置かれた環境を嘆き、他人の環境をうらやみ、「自分が成功できないのは環境のせい」と考えます。


 冒頭で述べましたが、完璧な人も、完璧な環境もありません。自分自身も完璧ではないのです。環境や、他人に完璧さを求めるのではなく、完璧でない人間関係において、完璧ではない環境の中で、完璧ではない自分の能力を使って、努力していくことが尊いことであり、成功の道だと思うのです。


 成功した人、何かを成し遂げた人の中には、もちろん才能があった人もいます。ただ、多くの人が、完璧でない能力しか持っていなくとも、努力に努力を重ね、精進に精進を重ねて、成功し、何かを成し遂げているのです。そういう人の人生を見ていると、尊さを感じます。そして、勇気が出てきます。完璧からは程遠い自分でも、与えられた環境の中で、努力していけば、人生を切り開き、成功することができるのだと、励まされます。


 この30年、日本は経済発展がほとんど止まり、格差社会だと呼ばれるようになりました。しかし、私は格差社会だと思っていません。努力すれば、道は切り開くことのできる社会だと思っています。コロナ感染の拡大で、暗い世情となってきています。私たちを取り巻く環境は、完璧なものでなく、厳しいものになってきていますが、だからこそ、努力を重ねていく生き方が、より尊く、素晴らしくなっていると思うのです。

 




 

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