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最終的に、どれだけ環境を変えられたかが問われます―現状を嘆いている不登校・引きこもりの子供たちへ―

 生まれた時に、親から10億円の資産を受け継ぎ、1億円の資産となって人生を終えた人と、親から10億円の負債を受け継ぎ、1000万円の資産となって人生を終えた人、どちらの人が、有意義な人生を送ったと言えるでしょうか。人生は、残したお金だけで測られるものではありませんので、このような設問は無意味かもしれませんが、私は、後者の人の方が、有意義な人生だったと考えています。


 世間的には、1億円の資産を残している人の方が、華やかに見えるでしょう。後者は1000万円、10倍の資産です。


 しかし、人生の「変化量」という視点で見たら、後者の人は10億円の負債を返して、さらに1000万円の資産まで残しています。前者の人は、10億円の資産から1億円の資産まで、9億円減らしています。変化量で見たら、前者より後者の人の方が、資産をプラスにしているということになります。


 私は、生きる目的の一つに、心の創造力を発揮して環境を変えていくことがあると考えています。どれだけ環境を変えられたかが、人生を有意義に生きたということだと考えています。


 不利な環境、マイナスの環境を、心の創造力を使ってどれだけ変えることができたか、その変化量が大きいほど、創造力を強く発揮させたということになります。


 不登校・引きこもりという状況は、大変厳しい環境です。苦しい環境です。その環境を嘆く不登校・引きこもりの子供たちは多いでしょう。そして、「こんな環境から頑張っても、大した結果は得られない」と嘆いている子供たちも多いでしょう。


 しかし、その厳しい環境をどれだけ変えることができたかが、重要なのではないかと思うのです。完全に部屋に引きこもっていた人が、外に出てアルバイトで生計を立てることができるようになったとします。不登校・引きこもりという経験を経ずに、社会に出て順調に生きていき、資産を蓄えたという人の人生は、どれだけ環境を変えたかという「変化量」の視点で見ても、心の創造力を発揮して素晴らしいですが、不登校・引きこもりという厳しい環境の中、心の創造力を発揮して這い上がり、外の世界でアルバイトで生計を立てるようになったという人生もまた、「変化量」の視点で見て負けず劣らず、素晴らしいものではないかと思うのです。




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