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無条件の、絶対的な愛の思いが、不登校・引きこもりの子供たちの心を変えていきます。

 不登校・引きこもりカウンセリングでは、親御さんから子供たちへのコミュニケーションにおいて、欠けてあげるべき言葉をアドバイスしています。どういう言葉をかけてあげるべきか、不登校・引きこもりの子供たちに最も接していて、最もその状況が解決することを願っている親御さんにとっては、重要なことだと思います。


 もちろん、具体的な言葉をアドバイスいたしますが、その言葉をかける際に重要なことも、親御さんにアドバイスいたします。それは、


 無条件の、絶対的な愛の思いを親が持つことが重要であり、そういう思いこそが、不登校・引きこもりの子供たちの心を変えていく


ということです。


 無条件の、絶対的な愛の思いとはどういうことでしょうか。無条件の愛とは、子供がどのような状況にあろうと子供のことを大切に思い、その幸福を願う思いのことです。

 不登校・引きこもりの状況にある子供たちは、一般的な視点から見て、成功しているとはいいがたい状況にあります。特に、長期の引きこもりの状況にある子供たちには、そのことが強く当てはまるでしょう。


 もし、「できのいい子供たちだから愛する」「成功している子供たちだから愛する」という条件付きの愛しか、親が持っていなければ、そういう親から不登校・引きこもりの子供たちへのいたわりの言葉、優しい言葉、慰めの言葉は決して出てこないでしょう。「あなた、これからどうするの?」「このままでいいと思っているの?」というような、裁きの言葉しか子供たちに出せないはずです。


 そのような言葉を不登校・引きこもりの子供たちにかければ、たいてい、親子の関係は悪化します。そして、子供たちは親に対しても心を閉ざし、完全に自分の世界に閉じこもってしまって、大切な時間が過ぎていくばかり、ということになりかねません。


 どのような状況にあっても大切なわが子、そのわが子の幸福を願う無条件の愛を持てばこそ、不登校・引きこもりの子供たちの心の中に届く言葉を、発することができます。


 もう一つの、絶対的な愛とはどのようなものでしょうか。絶対的な愛とは、愛する相手が自分にどのような態度で接してこようと、相手への思いは変わらない愛です。男女の愛は、このような絶対的な愛とは異なるものです。やはり、相手からの愛が返ってこなければ、こちらからの愛の思いは消えていきます。あるいは、憎しみに変わることもあります。


 不登校・引きこもりの子供たちに向けるべき、この絶対的な愛は、子供たちが親に反発しようと、変わらぬ愛です。不登校・引きこもりの子供たちの心の状態は、平常の状態ではありません。親からの真心から出た言葉であっても、子供たちの心は受け止めることができず、親に反発したり、暴言を吐いたりすることもあるでしょう。それでも、光をさんさんと放つ太陽のような、絶対的な愛を持っていたら、そのような子供たちに対しても、その幸福を願い続けることができるでしょう。

 



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