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不登校カウンセリングブログその1272.不登校解決のカギは「心」―親の心の場合―。

 

 前回のブログ 不登校カウンセリングブログその1271 不登校解決のカギは「心」―親の心の場合ー に引き続き、不登校を解決するためのカギ「心」についてです。今回は、親の心について書いていきます。


 前回のブログでは、不登校の子供の心の中には、悩みや苦しみなどがあって、そのために不登校になっていると書きました。そうした悩みや苦しみを解消することが、不登校を解決するために必要なことだと書きました。


 そうなると親の心が何か、解決のためにカギになることがあるのか、あくまで不登校解決に重要なものは、子供の心と、その心の中にある悩みや苦しみであり、親の心は関係ないのではないかと思われるかもしれません。


 しかし、親の心もまた、子供の心と同じように、不登校解決のためにカギになります。その解決の重要さは、子供の心と変わらないのです。


 不登校を解決するには、子供の心の中にある悩みや苦しみがどういうものであるのかを明らかにし、それを解消していくことが必要です。その解消のためには、子供に対してさまざまな働きかけを行うことになります。


 子供に対して働きかけを行う中で、最も影響力があるのが、親御さんです。親御さんの働きかけが、子供に対して最も影響力があります。


 その際、親の心の状態がいかなるものかで、子供にどのような影響を与えるかが変わってきます。


 もし、親の心の状態が非常に揺れ動いていて、「うちの子はダメな子なんだ。普通の子は学校に行けるのに、うちの子は学校に行けないダメな子だ」という思いが渦巻いていたらどうでしょうか。そのような心の状態から発された言葉は、そういう思いが込められていますので、子供にいい影響を与えないでしょう。子供自身が、「自分はダメなんだ」と思っているところに、さらに輪をかけてそういう思いにさせてしまうでしょう。

 

 また、「うちの子の将来は、もう先がない。お先真っ暗だ」と心の中で思っていたらどうでしょうか。そういう心から発される言葉が、子供にどういう影響を与えるかは、容易に想像がつくと思います。


 不登校を解決するために、まず親御さんがご自分の心をできるだけ平静にするよう、私はお勧めしています。経験があり、年齢を重ねている分、大人の方が心をコントロールする力が発達していますし、いきなり子供に「自分の心を穏やかにしてみなさい」と言っても難しいでしょう。先に親御さんが、心を平静にする方がまだ、容易なのです。


 不登校の状況にあることの苦しみは、子供も親も変わらないでしょう。親だから子供よりも苦しみが少ないとは限りません。そのことを承知した上で、やはり親御さんが、ご自分の心をできるだけ平静にするのが、解決の筋道になると思うのです。









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